USBメモリーのU3プラットフォームとは

USBメモリーを単なるデータの入れ物ではなく、ソフトも起動できるドライブとして活用しようという考えがU3の発想です。
U3プラットフォームについて簡単に説明します。

U3プラットフォームの概要

U3プラットフォーム(以下U3)とは、U3社が定めた、USBメモリーでのアプリケーション(ソフト)起動をサポートする規格です。
U3に対応しているUSBメモリーは、USBメモリーへ簡単にソフトをインストールできます。

これまでは、主にデータの保存先として利用されてきたUSBメモリーを、ソフトも含めた「環境」を持ち歩く機器として利用することが出来ます。

U3対応USBメモリーのイメージ

外出先などでも、USBメモリーを差し込むだけで、インストールされているソフトを利用することが出来ます。

USBメモリーでソフトを持ち歩くイメージ

ソフトに設定した内容などもUSBメモリーに保存されるので、利用するパソコンが変わっても同じ環境で使用できます。
また、使用したパソコンにデータや履歴を残さずに済みます。

まだ、U3対応製品は、それほど多くありませんが、今後増えていくものと思われます。

U3対応USBメモリーの見分け方

U3に対応しているUSBメモリーには、「U3」のロゴが表示されています。
対応しているOSも記載されているので、確認する必要があります。

U3のロゴ

U3対応ソフト

U3に対応している日本語ソフトは、まだ、それほど多くはありません。
20〜30本位です。(2006年7月現在)

しかし、少ない中にも有用なソフトはあります。
代表的なソフトは以下の通りです。

○ Mozilla Firefox for U3 - Webブラウザ(無料)
○ Mozilla Thunderbird for U3 - メールソフト(無料)
○ OpenOffice.org for U3 - オフィスソフト(無料)
○ Skype - IP電話ソフト(無料)

上記のソフトは、どれもがフリー(無料)ソフトとして有名なものですが、中でも、Webブラウザとメールソフトが利用できるという点は大きいと思います。
Webアクセスとメールの送受信が利用できれば、それで問題ないと考える方も多いのではないでしょうか。
これらのソフトを、どのパソコンでも同じ環境で利用できるという点は魅力的だと思います。

U3対応USBメモリーの使用方法

U3対応USBメモリーも、USBコネクタに接続するだけで使えるという点は、一般のUSBメモリーと変わりません。
ソフトの起動やインストールは、「ランチャー」と呼ばれるソフトを使います。
ランチャーの使い方は非常に簡単です。
Windowsを使える方であれば、使い方に困ることはないでしょう。

使い方の詳細は、個別のページで説明したいと思います。

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